· 

13年目

13年目になり、ちょっとずつ昔の話も書いてみようと思いました。これから窯元として開業したいと考えている人に良くも悪くも何かの参考になれば、嬉しいです。

隆太窯の2009年5月に弟子期間修了後、卒業展を隆太窯内で開催させてもらいました。後に気づきますがそこからすでに独立に向けた初動となっていました。ある程度値段を決めていただき、売上が出て、初めての自分の器での収入になりました。
帰熊後、夏には隆先生から誘っていただきアメリカに2ヶ月間アシスタントとして同行しました。大変勉強になりましたし、また作品も作らせてもらえました。こういう機会で作品を作らせてもらい、それを在庫として持っていたことや卒業展で販売実績を作っていたことは独立時に融資を受ける際の申請書作りの資料として大変役立ちました。
僕の場合、父は会社勤めで陶芸とは全く関わりのない人だったので、設備を買う資金も運転資金も必要でした。修業時代には少しは貯金していましたが、開業資金には全然足りません。地方銀行or日本政策金融公庫に融資を受けるべく、申請書作りが始まりました。

つづく